このコロナ禍でアニメを小学3年の娘と一緒に見ることが多くなりました。
親子ともに楽しい動画、映画を探してたくさん見ています。
父娘ともども楽しめた「映像研には手を出すな!」を紹介します。
映像研には手を出すな! (2020)
Amazonプライムビデオで見ることができます(2021.9.12現在)
アニメ制作を行う部活に所属する女子高生3人のお話です。
とてもテンポが良いので作品に引き込まれます。
背景画や設定、登場する機械道具の発想を得意とする 浅草みどり の口調が楽しいです。
対人関係が苦手なところが絵描きのヒトの感じが出ていて面白いです。
総合監督 プロデューサーの役割を果たす高身長の 金森さやか がナレーション的にみんなをまとめていきます。
その合理的なところ、生徒会や教師に対してもタフなところが見ていて気持ちがいい!
2人のアーティストを抱えつつ、合理的、実務的にまとめ上げている能力に感嘆します。
その2人に読者モデル 水崎ツバメ が加わることで、一気に華やかになります。
みんなの憧れ読者モデル。両親は売れてる俳優でお金持ち。
でもやりたいことはこだわりのアニメーターになること!
モデルとしてのかわいい水崎はキャラとして出てきますが、この3人の関係性ではかわいさは武器にはなりません。
アニメーターとしての作画に真剣な水崎が、へんちくりんな2人に加わることで、バランスが取れ、アニメ制作の部活として動き出します。
人気読者モデルとしての水崎を、プロデューサー 金森氏はアニメを一般の人に売り込むために利用するのですが、あくまで「仲間」としてです。
そのあたりのアニメの中での3人のバランスがとても良く、ストーリーのテンポもよく、楽しめました!!
浅草みどり と 金森さやか の友情
みどころのひとつに 浅草みどり と 金森さやか 2人の友情があります。
「ともだち」ではなく「仲間」と呼んでいます。
浅草氏のひとりになってしまう状況、メンタリティーを、金森氏の生きるための合理性が上書きし、2人の世界に対するバランスが保たれます。
2人の距離が縮まるきっかけが描かれますが、米津玄師 さんの「優しい人」の一節を思い出しました。
ババ抜きであぶれて 取り残されるのが 私じゃなくてよかった
そう 取り残された人たちの物語です。
水崎ツバメ のアイドル性が映像研を世界へ!
その取り残された2人の世界に みんなの人気者 屈託のない 水崎ツバメ が入ります。
生活感覚の温度差が描かれますが、アニメ制作という同じ目標のため 違いを違いと受け止めるだけで3人の関係はうまく回っていきます。。
水崎氏が加わることで、孤立していた2人が水崎氏のアイドル性によって「閉じたアニメ制作の部室」が「開かれた世界」とつながるのです!!
小学生には少し難解な面も
大人にはすみからすみまで楽しめましたが、小学3年生には、テンポ的な面白さ、ノリの良さは楽しめたようですが、浅草氏の妄想世界にはなかなかついていけなかったようです。
大人的には楽しい部分ですが、子供には冗長に映るみたい・・・ 理解できない様子
ルックスだけではない水崎氏のかわいさ
水崎ツバメは カリスマ読者モデルというところからおそらく抜群のルックスなのでしょう。
しかしこのアニメ的には画としては少しかわいく描いているだけです。
でもこのアニメを見れば見るほど水崎ツバメがかわいく思えてきます。
そう、ルックスだけではない性格的な明るさ、天真爛漫さ、素直さ、アニメに対するこだわり、作画への情熱。
それらが総合して、読者モデルではありますが、素の部活女子高生として実にかわいいキャラなんです。
浅草氏のネガティブ思考を含んだヲタク系変人キャラだけど、なんだかかわいい、という感じと違って、水崎氏はいわゆる正統派「もてキャラ」です。
実に頼りになる金森氏にこの2人がくっついていて、楽しいアニメになっています。
とてもおすすめです!!
かてにん rating
Amazonプライムビデオで見ることができます(2021.9.12現在)
かてにん
Fingers crossed!