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映画「ワンダー 君は太陽(吹替版)」(2017) すばらしい映画です!おすすめ!!

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小学3年生の娘と楽しめる動画、映画を探してたくさん見ています。

今回は妻含め3人で観て、感動しました! 「いい映画」です。

映画「ワンダー 君は太陽(吹替版)」(2017)


アメリカ留学で感じたアメリカ社会を思い出しました。アメリカの実情、問題点を含み、それをさらりと表現しています。

プライムビデオで吹替版で鑑賞できます。字幕版で見たいですが、小学3年生と見るには吹替版があるのがいいです!

この映画は実にいい映画でした。おすすめです!!

主演 ジュリア・ロバーツ Julia Roberts

主演 ジュリア・ロバーツの存在感はこの映画で圧巻です。

こういった役でも素晴らしい女優です。感動しました!!

自分の夢、やりたいこと、家族のかかえる問題。

状況が困難でも、その時々でそれぞれこなしていく。

ひろく気を配っている。それでもできないことがある。

頑張るけど自然体なところがとても素敵に感じました。

母親としての心情が語られることはないのですが、ずっと主人公オーガストのそばにいて、家族の中心にいます。

思うことが映画のシーンで描かれますが、言葉としては語られません。

彼女の言葉は主人公やその姉が「お母さんが言っている」こととして表現されています。

素晴らしい名言ばかりです。

登場人物それぞれの立場

中心にいる主人公のオーガストは顔に障害があり、手術を繰り返しています。

生まれつき見た目が人と大きく異なることによるオーガストの心の葛藤と、それを原因とする周囲のいじめ、無理解

オーガストの状況を全部包み込む両親の愛情

「ああ、とてもいいお話」で終わらないのがこの映画の素晴らしいところです!!

オーガストが家にいることでのの立場。

姉の親友の立場。まさか姉の親友ミランダの心情が語られるのは意外でした。

オーガストと仲良くなったけど絶交になった友人。

みんながそれぞれの立場でそれぞれの見方でそれぞれの人生を生きている。

言い訳がましくなく、オーガストのせいで自分によくない影響があっても、それでもオーガストのことを大切に思っている。

人間としてとても大切なことが描かれていると思いました。

格言 「親切なことを」”Choose kind”

考えさせられる格言、セリフが映画全体に散りばめられています。

はじめの方に出てくる、オーガストの担任の先生が紹介する格言は印象に残りました。

When given the choice Between being right or being kind, Choose kind.
「正しいことと親切なこと、選ぶなら親切なことを」

【引用元:映画本編 0:18:45あたり。英文は黒板に書かれた格言。訳は吹き替え通り】

妻とうなりました。日本的ではない。

日本だと「正しくあれ」的な「在り方論」が優先されると思います。

「何をするか」よりも「どうあるか」 生きていく上で本質的な自問。

「選ぶなら親切なことを」

ここは なるほどなぁ~、アメリカ的だなぁ~、いい言葉だなぁ~ と二人感心しました。

キリスト教の国だから生まれる格言なのでは、と思いました。

ウエイン・W・ダイアー 博士

調べてみると この言葉は Dr. Wayne W. Dyer のもののようです。

公式サイト(🔗 drwaynedyer.com) から、おそらくこの格言の原文と思われる箇所を探し出すことができます。Letting Go の第3段落。

So how can you choose to let go and let God, in a quest to eliminate an attachment to being right? You can handle it with these simple words spoken to another—You’re right about that.  It stems from a soulful decision you make that when given the choice between being right and being kind—you’ll always choose to be kind. Saying “you’re right about that” will gradually open the entry point to a road that leads through letting go and letting God to experiencing a more significant life.

【引用元:🔗 DrWayneDyer.com > ‘PERSONAL GROWTH’ > Letting Go

じつに深遠なお話の中で述べられている言葉です。

むしろこの原文での魔法の言葉は “you’re right about that” です。

この段落のこの文章から、

When given the choice between being right or being kind, choose kind.

【引用元:前出】

を抜き出し格言にするセンスには脱帽です。原作者が書いたのでしょうか?

この映画全体を通じて この言葉について しみじみ考えさせられました

英文としては日本人として気になるのが、

原文では Between A and B となっています。

映画の黒板では Between A or B です。

違いはどうなんでしょう?  日本での英語教育では前者で習いました。

原文をあえて変えて or に変更したのでしょうか? そこのところが知りたいです。

原作 「ワンダー Wonder」

原作も購入しました。

「ワンダー Wonder」 R・J・パラシオ (著) 中井 はるの (翻訳)

今回は映画先行でした。原作も楽しみです。

英語の原著も児童文学ですが、読もうと思います。

“Wonder” R J Palacio

まとめ

アメリカ留学の経験を思い出し、アメリカのよさ・問題点などがうまく取り込まれていて とてもいい映画だと思いました。

いろんなところで涙が出てしまいます。

子供らしいイタズラや、残念ながらイジメがでてきますが、小学3年生の娘も 自分の小学校生活の楽しさ・嫌なところとかぶって楽しめたようです。

もう少し高学年だと、深いところで楽しめる(考えさせられる)映画です。

大人にも 私は(妻も)最近見た映画の中では一番興味深く いい映画と思いました。

強くおすすめです!

かてにん rating

かてにん
Fingers crossed!

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