ホスピタリティについて リッツカールトン の考え方みたいな本を昔読んで、いつかは泊まりたいと思っていました
しかしその資格はないなぁ、ともなんとなく思い、いつも遠くから「いつかは泊まろう、リッツカールトン」みたく 遠慮がちに眺めていました
日本でマリオットボンヴォイ アメックスの会員になり もうすぐ2年
昨年は海外旅行をしたことから決済修行の面でプラチナエリート会員になれ、結果としてポイントもたくさん貯まりました
(じつはアメリカ在住時にマリオットボンヴォイの会員にはなっていて それを失念しており、ポイントはリセットされていました。ライフタイム会員資格を見るとそれなりに宿泊実績があり、自分でも驚きました)
ポイント利用で【ザ・リッツ・カールトン東京】に泊まれるではないですか!!
今年秋に銀婚を迎えるのでそのときにでも宿泊しようかと考えていましたが、急遽考えを変え、宿泊することに!!
思いつきたときに実行するのが一番だと、最近しみじみ実感しています
【ザ・リッツ・カールトン東京】にポイントで宿泊!
マリオット・アメックスで頂ける 50,000 ポイントまで、さらにポイント追加し 65,000 ポイントまでの無料宿泊では、リッツカールトン東京には宿泊できません
ずいぶんたくさんのポイントを積まないと宿泊できないのです
それもそうで、円安の影響が最大と思いますが、1泊の宿泊単価がとても高い!
東京に、旅行でもないのに宿泊しに行くだけで、20万円前後するのです
以前はもっとお安く宿泊できたようですし、必要なポイントも少なかったようですが、2024年2月現在では、直近の土曜日大人2人の宿泊で 17〜18万円かかります
ラウンジアクセス付きだと 21〜22万円。つまり追加で4万円くらい払うと、素晴らしいリッツカールトン東京のラウンジへ入れ、サービスを受けることができます
ラウンジアクセス付きのプランがポイント利用でいつでもできるかというと、そうでもありません
ちょこちょこアプリで【ザ・リッツ・カールトン東京】の予約を見ていると、ラウンジアクセス付きのお部屋が すべてポイントのみで宿泊ができたり、基本のポイントに追加料金を払うことで予約できたり、はたまた全くポイント利用はなく、有償宿泊しか対応していなかったりと、いつでもポイント利用で予約できるとは限りません
お値段も必要ポイント数もけっこう予約時で変化します
そこでちょこちょこ予約画面を見つつ、「ここだっ!」というタイミングで予約する必要があります
私が予約したのは、ベースの宿泊に 116,500 マリオットボンヴォイポイントが必要で、さらにラウンジアクセス付きのお部屋にするのに 35,000 円 (税別)という条件でした
入力したのは大人2人、子供11歳1人の予約で、基本的に添い寝の小学生は追加料金はかからないようです
車で行ったので、バレーパーキングが1日 6,000 円 でした
今回のトータルの支払いは、娘用のおみやげ、リッツカールトン・ダック 1,500 円を含めて、46,000 円となりました
バレーパーキングは高級ホテルのそれ
車で【ザ・リッツ・カールトン東京】の正面につけると、バレーパーキングを頼むことができます
1泊 ¥6,000 也
東京の相場からは妥当な金額でしょうか
アメリカではここまでの高級ホテルではなくてもバレーパーキングを頼む機会はたくさんあり、使い勝手のいいものです
普通にちょっと高めの料金を払って、ホテル正面に車でつけ、そのままチェックインに向かう
ただそれだけなのですが、広大なパーキングをさまよい、大きなトランクをゴロゴロしながらロビーへ戻ってくる、という面倒な作業がなくなります
アメリカでは実に気軽にバレーパーキングを利用できます
さてここは日本
かなりの高級ホテルにしかバレーパーキングはありません
初めて訪れる【ザ・リッツ・カールトン東京】のはじめの接触はこのバレーパーキング
結論!
ここのバレーパーキングのたいへん気持ちの良いものでした
着いて宿泊の旨を告げ、バレーパーキング利用を申し出ます
すぐに料金の説明があり、ドアを家族分も開けてくれ、荷物をササッと取り出してくれます
素晴らしい可不足のない迅速な対応
帰りも同様でした
チェックアウトの際、出発直前にクラブラウンジからバレーパーキングへ連絡が行き、エレベータで降りたときにはクルマが準備されていました
帰りには人数分のホットの十六茶を頂きました。それも手渡しではなく 車のドリンクホルダーに入れていただけました
このバレーパーキングでの人の動きを見ていても、洗練されたものであることを感じます
クラブラウンジに到着
まず45階のフロントのあるロビーへ到着
エレベータ降りてすぐにお手洗いがあります
この場所のお手洗いはとても便利! よく考えられています
お手洗いの内装 調度品から、【ザ・リッツ・カールトン東京】に来たんだという実感が湧いてきます
お手洗いをすませ、落ち着いたところでホテルマンにクラブフロアの宿泊であることを告げます
氏名を聞かれ、53階のクラブラウンジへ案内してくださいました
3連休中日のため人が多く、ラウンジは賑わっていました
一番奥のテーブルへ通されました
そこでチェックインなのですが、まずはアフタヌーンティーが始まります
ドリンクの案内があり、クラブラウンジの案内があり、ホテル滞在のスタートです
アフタヌーンティー
チェックインの際は、まずアフタヌーンティーを楽しみます
ビュッフェスタイルのスイーツもありますが、3段のきちんとしたアフタヌーンティーセットが人数分配られます
とりわけるとこんな感じ
隣のテーブルの方はクロテッドクリームが少ないとのことで、おかわりを頼んでおられました
このスコーンも絶品だったなぁ
コンラッド東京のセリーズのように、クロテッドクリーム盛り放題だったらそうするところでしたが、今回は私はこの量で十分
どれもおいしく、メニュー見ないとどんな食べ物か わかりません
バレンタインデーが近いということで、期間限定のメニューとのこと
ピンクを主体とした とても可愛らしいカラーですよね
ビュッフェ台にもいろいろとあります
このさりげない カシューナッツクリーム添えのフィナンシェ、超絶おいしかった!!
パンたちも超絶美味しいのですが、またフィナンシェも!
地味な存在に見えますが、私には主役級の美味しさ! 絶品でした!
どこかで買おうと思っても売っていないスイーツを頂けるのは最高です!
お部屋
ゆっくりとラウンジで過ごし、ようやくお部屋の準備ができてカードキーが到着
すぐにお部屋に入りたい人には向かない時間の過ごし方かも
たっぷり1時間以上かかってようやくお部屋へ
デザインされ高級感たっぷり
各お部屋のドアも奥まったところにあります
とても日本的なつくりで、外国人の方に喜ばれそう
もちろん私達も大喜び
根や球根のある植物であちこち飾られていたのが、今回の【ザ・リッツ・カールトン東京】の印象でした
『生きている』植物が飾られているのがポイントなのかな
カードキーには『CLUB LOUNGE』の文字が!
実際にはラウンジ利用時には部屋番号を言うので、このカードキーを見せることはありません
私達のお部屋は52階、クラブラウンジは53階でしたので、クラブラウンジに向かうときのエレベーターではカードキーが必要です
ベッドは広めで小学5年生の娘が妻と添い寝でも十分は幅がありました
奥のデスクはしっかりとした作りで、この位置この向きにあるのが使いやすそう
眺望は高層なのでもちろんよいです
私達のお部屋は東京スカイツリーを望む位置
皇居 東京駅方面を向いています
チョコレートがおしゃれに置かれていました
カクテルタイム
ホテルのプールでひと泳ぎしたあとは、もうカクテルタイムです
アフタヌーンティーのおかげでそんなにお腹は空いていませんが、もちろん食事を摂りに伺います
牛肉のしゃぶしゃぶがありました
お魚
このペンネはサラダなので冷製
娘が気に入ったチーズ
食べたことなかったチーズ 『タレッジョ』
クリーミィで美味しい 塩気がしっかり
ドラゴンフルーツは皮がきちんと剥かれていました
とてもおいしかった行列のできる牛しゃぶは肉多めでおかわり!
豚の角煮もさっぱりでおいしい!
ラウンジに常備されている3種類の瓶ヨーグルト
甘くて美味しい。朝食には甘くないヨーグルトも登場していました
カクテルタイムでゆっくりしていたら、そのままコーディアルへ突入!
おなかいっぱい、といいながら、新たなスイーツをさらに頂きました
カクテルタイムが終わると 閑散としました
高層階からの夜景はいつ見てもよいですね
ターンダウン
食事を終えてお部屋に帰ってくると、氷やチョコが置いてありました
このボディーオイルもいい香り
いろいろサービスを受けているなぁ、と実感します
ザ・リッツ・カールトン東京・ダック
アフタヌーンティーを終えてプールに行き、少し運動をしました
帰りに発見したのが『ザ・リッツ・カールトン東京・ダック』
さっそく娘自身のお土産に購入! ¥1,500 也
リボンがついていて プレゼントにぴったりです
おうちで開封
コンラッド東京・ダックにつづいて、このダックもお風呂で立っては浮かんでくれません
背が高いからかな? そもそもお風呂で浮かべるようには作られていない??
参考までに 『コンラッド東京・ダック』 と 『コンラッド・センテニアル・シンガポール・ダック』
シンガポールのダックのみ、お風呂できちんと浮かんでくれます
コンラッド東京のは時により、リッツカールトンのは全くです(笑)
朝食
クラブラウンジでの朝食です
天候に恵まれ、富士山を見ることができました
窓際はカップル用の2人席か、1人または2人で利用しやすい カウンター席です
朝食でおいしかったのが、オレンジジュース
間違いなくオレンジの果実を今搾りたてのオレンジジュース
シェラトン横浜でも機械でオレンジを絞って出てくるオレンジジュースで、もとの果物のオレンジが美味しいからか とてもおいしかったです
が、今回のオレンジジュースは最高の品質。風味、味ともに最高でした!
ちなみに朝食以外の時間帯でもオレンジジュースは美味しいのですが、私の味覚からの判断では、ストレート果汁のおいしいオレンジジュースを提供しているのだろうと思いました
つまり朝食だけ搾りたてのフレッシュ・オレンジジュースなんだろうと思います
前日から食べすぎているので、果物とお野菜中心に
娘はオーダー制のチョコワッフル
撮り忘れましたが、大人2人はオムレツ
これも普通の高級ホテルの中で、ずば抜けて卵自体が美味しいオムレツでした
いつも全部入れにしています
英語だと “Everything!” と一言なのですが、日本語だと全部入れてもらう表現が重たい感じになるのがいつもイヤです
塩とコショウで食べるので、ハッシュドポテトの横にあったケチャップを持ってきて、オムレツにちょっぴりつけました
卵の味そのものは塩コショウだけのほうが感じますが、食べ慣れているケチャップをつけたくなるのは小市民だからか
オレンジジュースはおかわり
もちろんアイスティーもとてもおいしい
球根から開花した状態のものが多くありました
パンはアフタヌーンティーでたくさん頂いておいしいのはわかっているのでたくさん食べたいのですが、ずっと食べているので少しだけ
クロワッサンももちろんホンモノです!
このヨーグルトは朝のみで甘くないヨーグルト
甘いのも置いてありました
富士山が見えて最高の気分
朝食はほぼ最後なのでラウンジを撮影
3人以上だと、窓側ではない席になります(構造上)
軽食
東京ミッドタウンで散策して、ちょうど軽食タイムが終わる前にちょっと休憩しに帰ってきました
以前と比べると東京ミッドタウンの人混みも落ち着きましたが、それでも【ザ・リッツ・カールトン東京】内の静かさは格別です
リッツカールトン・カフェからの入り口はこんなにも目立たずひっそり
しかし王者のライオンと王冠の堂々たるロゴマーク
朝食から軽食(ランチ)までの時間があまり空いてなく、食べてばっかりなので少量のみ
このエビフライのパンとマグロの巻き物がとても美味しい!
そして鉄板のオレンジジュース
朝食のとは違う、通常のラウンジでのオレンジジュースですが、それでもとても美味しい
そしてマンゴーはもちろん完熟でカットフルーツとしてしっかりの分量
これもとてもおいしくいだたきました
ラウンジが開いている間、ずっと提供されていたシャンパンたち
わたしは運転があるので妻の分のシャンパンで写真撮影
高層階からの絶景に美しいシャンパンですね
レイトチェックアウトは16時!
な、なんと! チェックインのときにレイトチェックアウトは16時可能と言われました!
アプリではずっとチェックアウト12時と表示されていましたが、チェックアウト当日のアプリでチェックアウトボタンを押すと、ちゃんと16時と表示されていて安心
今回初めてギリギリの16時まで滞在しました
もちろんチェックアウトはラウンジへ
おなかいっぱいなので、最後はこれだけ
飲み納めのオレンジジュース
そして食べ納めのパンとコーヒー
おみやげも頂きました
まとめ
あこがれの【ザ・リッツ・カールトン東京】に初めて宿泊させていただきました
それもポイント利用にラウンジアクセスの追加料金を払って、エグゼクティブフロアの宿泊でした
5回のフードプレゼンテーションがついて、さらにレイトチェックアウトが叶ったので、24時間以上の滞在となりました
バレーパーキングでストレスフリー
サービスもスキがないし、食べ物飲み物どれをとっても満足するクオリティー
1泊の有償宿泊としては非常に額面は高いと感じますが、ホテルのサービス、アメニティどれをとっても一流な感じがしました
小学5年生の娘の長髪が、ホテル据え置きのシャンプー、コンディショナーで髪がつやつやになったことを付け加えておきます
マリオット・ボンヴォイ・ポイントを貯めて、また【ザ・リッツ・カールトン】に泊まろう!!
かてにん
Fingers crossed!