良性発作性頭位めまい症(BPPV)とは?原因・症状・治療法を徹底解説
自分の体験
ある朝、目が覚めると世界が傾き、トイレに行くのも大変でした
小用で世界が回る感じ
手洗いでもふらつく感じ
これは何?めまい??
そーっと動くと動けます
目が回りそうなので、そーっと、じーっとしているとフワフワしますが問題ないようです
それが初日。その日は日曜日だったこともああり、大人しくしていました
翌朝
寝返りをすると世界が回ります
起き上がると前日同様トイレに行くのに世界が傾いている
車でなんとか出勤し、そーっと動いて一日を乗り切り、仕事が終わり帰る頃には大丈夫と思って帰宅
疲れでも出てたんだぉ、と思って少し安心していました
この間血圧もいつもより少し高いくらいで安定
はじめはたちくらみか、起立性低血圧かなんかだと思っていました
そしてさらに翌朝
全く同じく、朝起きると世界がぐるぐる回りかけて止まる
世界が斜めってる
だめだ
受診しよう
そこでまず緊急MRI検査となり、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍などが否定され、中枢性めまいが否定されたのでした
最終的に
【良性発作性頭位めまい症】(BPPV:Benign Paroxysmal Positional Vertigo)
の診断で安心し、内服薬をもらって今は少し改善しました
この病気のまとめをChatGPTに作成してもらい、自分の体験をあわせて記事にしておきます
はじめに
「寝返りを打ったときに天井がぐるぐる回った」
「顔を上げ下げするとめまいがする」
──そんな症状を経験したことはありませんか?
その正体は 良性発作性頭位めまい症(BPPV) かもしれません。
BPPV とは Benign Paroxysmal Positional Vertigo の頭文字
BPPVは耳の中のトラブルで起こるめまいの一種で、命に関わる病気ではありません
そのためわざわざ【良性】という言葉がつけられています
自分がなってみて思いましたね
『これ、ヤバいんじゃね』って
しかし繰り返すことで生活の質を大きく下げることもあります
本記事では、BPPVの 原因・症状・治療法・再発予防 をわかりやすく解説します
良性発作性頭位めまい症(BPPV)とは?
BPPVは、耳の奥(内耳)にある「三半規管」で起こる異常が原因です
耳のバランスを保つ役割をする「耳石(じせき)」と呼ばれるカルシウムの粒が剥がれて三半規管に入り込み、体の動きに合わせてリンパ液の流れを乱します
その結果、脳に誤った信号が送られ、「ぐるぐる回る」ようなめまいを引き起こします
BPPVの主な症状
動作によるめまい
-
寝返りをしたとき
-
ベッドから起き上がったとき
-
上を向く、下を向く動作をしたとき
こうしたタイミングで、数秒〜数十秒間の激しい回転性のめまいが起こります
長く続かない、というのがこの病気の特徴です
フワフラする感じはずっと続きますが、本格的に回る感じは長くはありません
長い場合は別の病気かもしれません
吐き気や不安感
めまいに伴って吐き気を感じたり、「また起こるのでは」という不安を抱くことも少なくありません
フワフワする、気持ち悪い、これは結構発症後ぐるぐる回るめまいが起きなくなっても続きます
耳の聞こえは正常
BPPVの特徴は 耳鳴りや難聴を伴わない ことです
耳の聞こえに異常がある場合は、別の病気の可能性があります
BPPVの原因
BPPVが起こる背景には以下のような要因が関係しています
-
加齢による耳石の変化
-
骨粗しょう症との関連
-
頭部外傷のあと
-
長時間の同じ姿勢
特に中高年の女性に多いとされています
診断方法
医師は「頭位変換眼振検査」と呼ばれる方法で診断します
頭や体の姿勢を変えたときに、目が小刻みに動く(眼振)が確認されればBPPVと診断されます
耳鼻咽喉科が専門となります
私の場合はタイミング的にまず脳神経外科医師に診てもらいました
中枢性めまいではないことを確認して、あとはYouTubeの耳鼻咽喉科医師の解説動画をみました
どうやら私の原因は左耳だというところまで判明しました
治療法
耳石置換法(エプレイ法など)
耳石を元の場所に戻すために、頭や体を一定の手順で動かすリハビリ法です。多くの患者さんで即効性があり、もっとも有効な治療法とされています
実際診断がついてすぐにやってみました
まず左耳が原因とわかり一安心
つまり仰向け、頭を左下にするとめまいがするということが判明
そうすると右下にするとめまいは起きませんでしたし、枕を高く右下にすることで眠れるようになりました!
便利なことにこのエプレイ法の解説動画がたくさん公開されています
診断がついてすぐにこのエプレイ法をやってみたところ・・・
症状が強く出すぎて、一気に噴水状に嘔吐しました!!!
これは発症すぐにはやらないほうがいいのではないでしょうか?
左が原因とわかり、 頭を左下にしてめまいが出現し、唾液が湧いてきて、ヤバっ
トイレにふらつきながらダッシュ 噴水状に込み上げて来て脱力
ギリギリ間に合いました
薬物療法
強い吐き気やめまいに対しては一時的に薬が使われることもありますが、根本的な治療は耳石置換法らしいです
アデホスとメリスロン(ベタヒスチンメシル酸塩)が2週間分処方されました
この飲み薬が効いたのか、時間の経過で症状が軽快したのか
私としては仰向け、左下にすると症状が出ることがわかってから、そうしないことで症状が出現しにくくなり、楽になった印象です
枕を高くして寝る、というのも大切です
日常生活での工夫
-
めまいが怖くても、過度に安静にせず少しずつ動いて慣らす
-
睡眠不足やストレスを避ける
-
再発に備えて耳石置換法を覚えておく
とにかく私の場合ですが、頭の位置、向きでめまいが起きることがわかってから、それを避けることで症状が軽快しました
フワフワ感は残りますし、よくなったと思っても、日によって調子が悪い日がありますが、発症初期のような強い症状や不安感はなく、過ごすことができています
再発について
BPPVは一度治っても再発することがあります
特に中高年に多く、骨粗しょう症や体質的な要因も関係していると考えられています
「まためまいが出た!」と不安になっても、耳石置換法を行えば改善するケースが多いため、正しい知識を持っておくことが大切です
注意が必要な症状
BPPVは良性の病気ですが、次のような症状がある場合は脳の病気などの可能性もあります
すぐに医療機関を受診してください。
-
めまいに加えて耳が聞こえにくい、強い耳鳴りがある
-
手足のしびれや言葉のもつれを伴う
-
強い頭痛がある
具体的には、メニエール病や聴神経腫瘍、脳梗塞、脳出血の可能性があり、早期診断と早期治療開始が必要です
まとめ
-
良性発作性頭位めまい症(BPPV)は「耳石」が原因で起こる良性のめまい
-
特徴は「動作に伴う短時間のぐるぐるめまい」
-
治療は耳石置換法が効果的で、薬は補助的に使用
-
命に関わる病気ではないが再発しやすいため、正しい知識と生活習慣の工夫が大切
「めまい」って自分が実際になってみると、これがめまいなんだ、と実感し、かなり心配になります
血圧が原因なのか、心臓病ではないのか、脳梗塞脳出血脳腫瘍ではないのか、メニエール病なのか
とにかく世界が斜めになり自分がまっすぐいられないのでかなり心配です
この【良性発作性頭位めまい症】と診断がつけば、症状はともかく大丈夫なんだ、と自分に言い聞かせて、そろっと動いたりして症状が出現しないようにできます
そうはいってもフワフラする感じは続きますし、治ったと勘違いしてテキパキ動いてしまうと、間違いなく【めまいの予感】が襲ってきます
気長に自分の体とつきあって、ゆっくりやっていくしかないですね
よっぽど心配されるからか、『良性』という言葉をあえて病名に入れたのでしょうか
病名が長すぎてなんか説明しにくい
BPPVのほうが医療の世界では通じるようですが、多くの人は略語まで知らない
とてもやっかいで、それでいて自分で安心するしかない、しばらくつきあっていかないといけない病気のようです
かてにん
Fingers crossed!
👉 「めまいの原因がわからず不安」「繰り返すめまいで生活がつらい」と感じるときは、耳鼻咽喉科での受診をおすすめします。正しい診断と治療で、多くの人が改善しています。