『777』伊坂幸太郎 |スピード感ある展開にハラハラ!
旅行に出るときには必ず文庫本を買って出かけるようにしています
今回は書店で見つけた、大人気「殺し屋シリーズ」の最新作
『777 トリプルセブン』 伊坂幸太郎
スピード感あふれる展開で楽しめたので紹介します
『777 トリプルセブン』伊坂幸太郎
今度の舞台は高級ホテル!
世界一不運な殺し屋・天道虫がまたもや大暴れ
前作『マリアビートル』で新幹線を舞台に大騒動を巻き起こした、あの「世界一不運な殺し屋」こと七尾(コードネーム:天道虫)が帰ってきました!
今回の舞台は、逃げ場のない「高級ホテル」
相変わらずの巻き込まれ体質と、伊坂作品ならではの緻密な伏線回収が炸裂する、一気読み必至のエンターテインメント小説です
『777』のあらすじ
> 「ただ、プレゼントを渡して、すぐに出る。それだけのはずだった。」
驚異的な不運を誇る殺し屋・七尾
今回の彼の仕事は、都内の高級ホテルに潜入し、ある人物に「プレゼントを渡して、すぐに出る」というだけの簡単なもの……のはずでした
しかし、七尾がそのホテルに足を踏み入れた瞬間から、事態は最悪の方向へと転がり始めます
なぜなら、そのホテルには「別の目的を持った一癖も二癖もある殺し屋たち」が同時に集結していたから
奇妙な仲介人、記憶力抜群の秘書、超お金持ちのコンビ、非情な美男美女の六人組……
様々な思惑が複雑に絡み合い、ホテルは一瞬にして逃げ場のない密室の戦場へと変貌していきます
七尾は今回も「生きて」ホテルを脱出することができるのか!?
ココが面白い!見どころ3選
帰ってきた!七尾(天道虫)の圧倒的不運と愛されキャラ
伊坂ファンなら誰もが待っていた七尾の再登場
相変わらず「なんでそうなる!?」という不運の連鎖に巻き込まれますが、彼の「できる限り誰も殺したくない」というスタンスと、どこか抜けたキャラクターは健在
応援せずにはいられない魅力が詰まっています
舞台は高級ホテル。同時多発的に進む群像劇の緊迫感
新幹線(マリアビートル)から、今度は高級ホテルへ
限られた空間の中で、複数の陣営のタイムラインが同時進行するスリルは伊坂幸太郎氏の真骨頂
各部屋、各フロアで起こる出来事が、パズルのピースのようにカチッとはまっていく快感は鳥肌ものです
新キャラの殺し屋たちも超個性的
今回も「乾」や「モウフとマクラ」など、強烈な個性と独自の哲学を持った殺し屋たちが次々と登場します
敵なのか味方なのか分からない緊迫感と、彼らが織りなす(時にちょっとシュールな)会話劇から目が離せません
【ネタバレなし】読後の感想
一言で言うなら「ページをめくる手が止まらないノンストップ・サスペンス」でした!
前作を読んでいなくても楽しめます
が『グラスホッパー』や『マリアビートル』を読んでいると、「ニヤリ」とできる要素やニブい繋がりが散りばめられているらしい
不穏な空気とバイオレンスが漂う世界観なのに、読後にどこか爽快感や温かさが残るのは、やっぱり伊坂作品だからこそ
登場人物たちのちょっとしたセリフが、後から深い意味を持って響いてくる仕掛けも健在です
こんな人におすすめ!
- 伊坂幸太郎氏の「殺し屋シリーズ」が好きな方
- 伏線が綺麗に回収される爽快なミステリー・サスペンスを読みたい方
- 映画を観ているような臨場感のある群像劇が好きな方
「ラッキーセブン」が集まるはずの『777』というタイトルに、どんな意味が隠されているのか……。ぜひ、その目で確かめてみてください!
まとめ
七尾の不運っぷりを見るたびに、「自分の日常の不運なんて大したことないな」と謎の元気がもらえます
さらに驚くべきことに、他の業者からは七尾は幸運な男と認識されていることがわかります
本人としてはこんなに不運な人生を歩んでいるというのに・・・
臨場感たっぷりで一気読みで楽しめる『777』 オススメです!
かてにん
Fingers crossed!
