はじめに
都会育ちで昆虫の苦手な「かてにん」です。
カブトムシの成虫と幼虫の写真が出てきますので、苦手な方はお控えください。
カブトムシというものはお店で購入するもので、捕まえるなんて考えたこともない地域で育ちました。
長男のときにはもちろん「購入したカブトムシ」を飼育し、翌年まで飼育し成虫になったときはやはりうれしかったです。
意外と手がかからないんですよね。
娘が2年前くらいから虫取りに興味を持ちました。もともとダンゴムシとか好きだったのですが、虫あみで蝶を捕まえるのがなかなかできませんでした。
まず初めに「シジミチョウ」を虫あみを上からかぶせて捕まえる 虫取りができるようになります。これが2年前。
去年は成長し、「モンシロチョウ」はもちろん、「飛んでいるトンボ」まで捕まえられるようになりました。
虫あみで飛んている昆虫を補足し、あみをねじって逃げられないようにする。すこし観察して、ねじったあみを戻して昆虫をリリースします。慣れたもんです。
驚いたのが、大人の私がトンボを捕まえるよりも、ヒット率が高い「ビギナーズラック」の時期があったことでした。
腕力がない娘が飛んでいるトンボを捕まえようと虫あみを振る、タイミングが遅れてズレる、結果としてトンボがあみに入る。
びっくりしましたね。飛んでいるトンボを捕るよりも、枝の先端に止まったトンボを捕るほうが簡単と思っていました。
実際にはそうだとは思いますが、娘にとっては「飛んでいるトンボ」を確実に捕まえることができるようになっています。
バッタも小さな「コオロギ」や「ショウリョウバッタ」からはじまり、去年は「トノサマバッタ」「オオカマキリ」まで捕まえられるようになりました。
娘の捕虫能力が上がると、対象昆虫のレベルが上がります。RPGゲームみたいですね。
現状では「ニホンカナヘビ」まで簡単に捕まえられるようになったのは驚きです。
野生のカブトムシをゲット!
昨年のビッグイベントとしては、ついに「野生のカブトムシ」「野生のノコギリクワガタ」を捕まえることができました。
シーズンを通して、たった1匹のオスと数匹のメスを捕まえ、メスは2匹を残してリリースしました。
その捕まえた日に撮影したのがこの写真です。この日はオス1匹、メス1匹のみの収穫でした。
結構長生きしてエサもたくさん食べ、2匹のメスがたくさん卵を生みました。親カブトムシが亡くなってから、小さな幼虫を大きな衣装ケースに移しました。
それが9月後半ごろだったでしょうか。
容量が大きいので、カブトムシ用の土(腐葉土)(昆虫マット)の大きいの(10L)を3袋入れました。容器代と土代で約4000円。
この容器だと幼虫の様子は見えませんが、11月後半に土の表面を見ると「うんこだらけ」になっていました。
楕円形でころころしていて、匂いもしないので土の塊みたいです。このときは気合を入れて土を取り出し、大きくなった幼虫を観察し、腐葉土をまた3袋入れました。約2000円。
幼虫 越冬する
2月に寒い日があり、土の表面やケース近くの土が凍っているのか、霜が降りているのか、カチコチになっていました。
ケースからまったく幼虫の気配がありません。
娘と寒さで幼虫は死んでしまったんだ、と思いました。
3月末、土の表面を観察しましたが、便はまったくありませんでした。
全滅か・・・
ようやく暖かくなってきたので、昨日5月はじめに見てみると、
土の表面がうんこだらけになっているではないですか!!
あわててゴミの日に合わせてうんこばかりの土をゴミ袋に移していきます。
半分くらい土を捨てたところです。うんこがだいぶ減り、土成分が残っています。
出てきました!! 冬を越した幼虫がいました!!!
寒いのか うごめいています。
大きいのですが、昨年11月に見たときと同じくらいのようです。
ただ表面が少し黄色っぽく、強くなっている印象です。
底から飼育ケースを見てみました。
えええっ!!!
底に見えている幼虫だけで14匹もいる!!
過密状態じゃないですか。側面にも数匹見えているし・・・
でも寒い冬を衣装ケースの小さな世界で耐え忍んで、こんなに大きくなっていることに娘と感動しました!!
今日は高級カブトムシマット10L 2袋を投入し、霧吹きで水分を与え、よく土をならしました。約1200円。
今後成虫になるのが楽しみです。
たくさん成虫になったら、娘の友人に配るしかないでしょうか? しかし小学3年生の女の子のお友達に「カブトムシ」をもらってくれる人がいるのでしょうか?
同級生の女の子がよくても、お母さんに反対されてしまいそうです。
まだ成虫になってもいないのに、取らぬ狸の皮算用とはこのことですね。
取らぬ狸の皮算用
Don’t count your chickens before they hatch.
まとめ
カブトムシの飼育は意外と簡単で、手がかかりません。
具体的には、
- 成虫が死んだ秋に衣装ケースに土をセットして、小さな幼虫を入れます。
- どんどん幼虫が大きくなる晩秋に、エサの土(昆虫マット)を交換します。
この間放置です。霧吹きなどほぼ不要です。コバエは発生しますが無視でいいです。
- 春先の暖かくなった時期にうんこが目立つようになったら、また昆虫マットを交換します。(今回の手順)
- あとは成虫になるのを待つ だけです。
産卵以降の費用は 衣装ケースと昆虫マットで 今までで約7000円。
子供が小さいうちは情緒教育の点でも、単純に楽しめる、という点でも、たいして手がかからずに長期間楽しめる「カブトムシ」の飼育はおすすめです。
昆虫が苦手な「かてにん」でも楽しめています。
かてにん
Fingers crossed!
2021.6.24 羽化しました! ↓↓↓